「引けば追ってくる」が通用する男性と通用しない男性
はじめに
恋愛のプロ・仲人の舘です。
年間1000件以上の男女関係の相談を受けていると、「私から連絡するのをやめたら、彼から連絡が来るでしょうか」「男性は女性が引くと追いかけたくなるものですか」という質問をよく受けます。
恋愛では昔から、「押して駄目なら引いてみる」「男性は追いかけたい生き物だから女性は追わないほうがいい」といった考え方があります。
実際、女性が連絡を減らした途端に男性から連絡が来ることはあります。
しかし、すべての男性に通用する方法ではありません。
女性が引いたことで積極的になる男性もいれば、「自分に興味がなくなったのだろう」と考えて、そのまま離れていく男性もいます。
さらに注意したいのは、追ってきたからといって、その男性が真剣に交際したいとは限らないことです。
大切なのは「引けば追ってくる」という恋愛テクニックを信じることではなく、なぜその男性が追ってきたのか、あるいはなぜ追ってこないのかを見ることです。
今回は、「引けば追ってくる」が通用する男性と通用しない男性の違い、そして30代、40代の女性が恋愛で本当に見るべきポイントについて、実際の相談経験をもとにお話しします。
「引く」の意味を最初に整理する
まず、「引く」という言葉の意味を整理しておきましょう。
恋愛における「引く」には、いくつもの行動が含まれています。
- 毎日送っていたLINEを減らす
- 自分からデートへ誘うのをやめる
- 返信をわざと遅くする
- 相手の誘いを断る
- 好意を見せなくする
- しばらく連絡を完全にやめる
これらは同じではありません。
特に、自然に連絡頻度を減らすことと、相手を不安にさせるためにわざと無視することは分けて考える必要があります。
恋愛で必要なのは、自分ばかりが関係を動かしているときに少し手を止め、相手がどう行動するのかを見ることです。
相手を操作するために冷たくすることではありません。
もともと好意がある男性には変化が起こることがある
女性が引いたときに男性から連絡が来るケースで重要なのは、引く前から男性側にある程度の好意があったかどうかです。
- 男性も女性に興味を持っていた
- 会えば楽しそうにしていた
- 男性からも連絡が来ていた
- デートにも積極的だった
このような関係で女性からの連絡が急に減れば、男性が「何かあったのかな」と気にすることはあります。
そして、自分から連絡してくる場合があります。
つまり、「引いたから好意が生まれた」というより、もともとあった好意が行動として見えるようになった可能性があります。
ここを間違えないことが大切です。
何の関心も持っていなかった男性を、連絡しないだけで突然好きにさせられるわけではありません。
女性に任せきりだった男性が動き出すことはある
もう一つ、「引く」ことで変化が起こりやすいのが、女性が関係を動かしすぎていた場合です。
- いつも女性からLINEする
- 女性からデートへ誘う
- 店も女性が決める
- 次に会う日も女性から聞く
- 会話が途切れれば女性から話題を出す
こうした状態では、男性が自分から行動しなくても関係が続きます。
そのため、男性の本当の積極性が分かりません。
そこで女性が少し手を止めると、男性が「次は自分から誘おう」と動くことがあります。
これは駆け引きというより、関係のバランスを正常に戻した結果です。
女性が頑張りすぎていたために見えなかった男性の行動が見えるようになった、と考えたほうがよいでしょう。
受け身の男性には「引く」がそのまま終了になる
一方で、女性が引いても追ってこない男性もいます。
その代表的なケースが、もともと非常に受け身な男性です。
- 自分からLINEをするのが苦手
- デートへ誘うことにも消極的
- 恋愛で断られることを避けたい
- 相手から誘われれば会うけれど、自分から関係を進めることは少ない
このような男性の場合、女性からの連絡がなくなると、「もう興味がないのだろう」と受け取って、そのまま終わることがあります。
女性としては、「本当に好きなら追ってくるはず」と考えるかもしれません。
しかし、好意と行動力は必ずしも同じではありません。
追ってこないから好意がゼロだった、とまでは断定できないのです。
好意が弱い男性にも当然通用しない
非常に単純ですが、見落としてはいけないケースがあります。
男性側の好意がそれほど強くない場合です。
- 女性から連絡が来るから返信していた
- 誘われるから会っていた
- 嫌いではないけれど、自分から交際を進めたいほどではなかった
この状態で女性が引けば、男性もそのまま連絡しなくなる可能性があります。
ここで女性が、「もっと長く連絡しなければ追ってくるかもしれない」と待ち続けることがあります。
しかし、連絡しない期間を延ばせば好意が増えるとは限りません。
相手から何の働きかけもないこと自体が、現在の関係を判断する重要な情報になります。
恋愛では、期待する反応だけではなく、実際に起きていることを見る必要があります。
誠実な男性ほど追わない場合もある
意外に思われるかもしれませんが、相手を尊重する男性だからこそ、女性が引いたときに追わないケースもあります。
- 女性からの返信が明らかに減った
- 誘っても反応が薄い
- 以前より距離を置かれている
このような状況で、「自分には興味がなくなったのだろう」と判断し、無理に連絡しない男性もいます。
女性としては「そこで追ってきてほしい」と思うかもしれません。
しかし男性側からすると、相手の意思を尊重しているだけかもしれません。
だからこそ、わざと冷たい態度を取って男性の愛情を試すことには注意が必要です。
本当に良い男性ほど、その試験に付き合わず静かに離れる可能性もあります。
追ってくる男性が本気とは限らない
さらに重要なのが、「追ってきた=本命」という判断をしないことです。
女性が引いた途端に、急に連絡してくる男性は確かにいます。
しかし、その理由はさまざまです。
- 本当に女性を失いたくないと思った
- 単純に心配した
- 自分への好意がなくなったことが気になった
- 暇になった
- 自分を好きだった女性が離れていくことが惜しくなった
- また会える関係だけは残しておきたい
これらをすべて「本気の愛情」と考えることはできません。
大切なのは、連絡が来たという一点ではなく、その後の行動です。
「追ってきた後」を必ず見る
女性が連絡を減らした後に男性から連絡が来た場合、そこで喜んで元の関係へ戻る前に、その後を見てください。
- 男性から具体的にデートへ誘うのか
- 予定を調整しようとするのか
- 連絡が継続するのか
- 以前より関係を進めようとしているのか
- 二人の関係について話そうとするのか
ここが重要です。
「最近どうしてる?」と一通LINEが来ただけで、「やっぱり私のことが好きなんだ」と判断するのは早すぎます。
連絡は行動の入口にすぎません。
本当に関係を続けたい男性なら、その後にも何らかの具体的な行動が出てくるはずです。
何度も「引くと追う」を繰り返す男性には注意する
恋愛相談で注意したいのが、女性が離れようとすると追いかけ、女性が戻るとまた冷たくなる男性です。
- 連絡が減る
- 女性が不安になる
- 女性が距離を置く
- 男性が急に優しくなる
- 女性が安心して戻る
- すると、また男性の連絡が減る。
この繰り返しです。
この場合、「引けば追ってくる」という方法が成功しているように見えます。
しかし、関係そのものは安定していません。
女性は男性の態度を変えるために、何度も距離を取らなければならなくなります。
長期的な交際や結婚を考えるなら、「離れそうになったときだけ大切にする男性」ではなく、「普段から関係を大切にする男性」を見るべきです。
LINEだけで男性の気持ちを測らない
「引く」という話になると、どうしてもLINEの頻度ばかりが注目されます。
しかし、大人の恋愛ではLINE以外の行動も見てください。
会う時間を作る
予定を早めに決める
約束を守る
困ったときに気遣う
将来について話す
女性の希望も聞く
こうした行動のほうが、LINEの返信速度より重要な場合があります。
毎日LINEを送ってくるのに、何週間も会おうとしない男性もいます。
反対に、連絡は少なくても、定期的に会う予定を作り、会ったときには誠実に向き合う男性もいます。
「追っているかどうか」を連絡量だけで判断しないことです。
引く前に自分が頑張りすぎていないか確認する
「引いたほうがいいでしょうか」と考えたときは、まず現在の関係を確認してください。
- 連絡はいつも自分からなのか
- デートへ誘うのも自分ばかりなのか
- 相手から質問されることはあるのか
- 男性が自分の予定を調整してくれることはあるのか
- 自分が何もしなければ関係が止まってしまうのか
もし、ほとんどすべてを女性が動かしているのであれば、一度手を止めてみる意味はあります。
ただし、それは男性を追わせるためではありません。
男性自身にも、この関係を続ける意思があるのかを確認するためです。
好意を隠すことと追いすぎないことは違う
30代、40代の女性には、「男性に追わせるためには、自分から好意を見せないほうがいい」と考える人もいます。
しかし、好意を隠しすぎると、良い縁まで失うことがあります。
- 会えて楽しかった
- また会いたい
- 今日はありがとう
この程度の気持ちは伝えて構いません。
好意を伝えることと、関係を一人で維持することは別です。
自分の気持ちは適切に伝える。
そのうえで、男性からも行動があるかを見る。
これが大切です。
恋愛は、「どちらが先に連絡したら負け」という勝負ではありません。
二人が互いに関係へ参加しているかを見るものです。
30代・40代の恋愛では駆け引きより相互性を見る
若い頃の恋愛では、相手の気持ちを探りながら駆け引きを楽しむこともあるでしょう。
しかし、30代、40代で結婚も視野に入れるのであれば、もっと重要な判断基準があります。
- 自分だけが頑張らなくても関係が続くか
- 相手からも会おうとしてくれるか
- 問題が起きたときに話し合えるか
- 好意を一方的に確認し続けなくても安心できるか
こうした「相互性」です。
何度も引かなければ追ってこない男性との関係は、女性にとって大きな負担になります。
良い恋愛とは、女性が巧妙な駆け引きを続けなければ成立しない関係ではありません。
まとめ
「引けば追ってくる」という恋愛の考え方は、完全な間違いではありません。
実際、女性が連絡や誘いを減らしたことで男性から動き始めるケースはあります。
特に、もともと男性側にも好意があり、女性が関係を動かしすぎていた場合には、それまで見えなかった男性の積極性が表れることがあります。
しかし、すべての男性が追ってくるわけではありません。
受け身の男性なら、そのまま関係が終わることがあります。
好意が弱い男性なら、連絡がなくなったことをそのまま受け入れるでしょう。
また、相手の意思を尊重する男性ほど、「興味がないなら無理に追わない」と考える場合もあります。
さらに、追ってきたから本気だとも限りません。
大切なのは、「連絡が来た」という一つの出来事ではなく、その後の行動を見ることです。
- 具体的に会おうとするのか
- 自分から予定を調整するのか
- 関係を継続する努力があるのか
- 女性が戻った後も大切にするのか
そこまで見て、初めて男性の本気度を判断できます。
そして、最も注意したいのは、「引くと追ってくるから」という理由で、何度も駆け引きを繰り返す恋愛です。
女性が離れようとすると男性が追い、安心するとまた冷たくなる。
この状態では、女性はいつまでも男性の気持ちを確認し続けなければなりません。
30代、40代の大人の恋愛で目指したいのは、相手を追わせることではありません。
自分だけが頑張らなくても成立する関係を見つけることです。
連絡したいときには自然に連絡する
会いたいなら、その気持ちを伝える
ただし、自分ばかりが関係を動かしていると感じたら、一度手を止めて相手の行動を見る。
そのとき男性が動くなら、その行動を確認する。
何も起きないなら、それも一つの答えとして受け止める。
「引けば追ってくるか」を試すのではなく、「私が追わなくても、この男性は二人の関係を作ろうとするのか」を見てください。
その違いを理解できると、恋愛は駆け引きではなく相手選びになります。
本当に大切なのは、追わせる技術を身につけることではありません。
追ったり引いたりしなくても、お互いが自然に近づいていける男性を見極めることなのです。











